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海況について
 
日本近海の海況の概要
 海には流れがあり、絶えず変化しています。海の中の大きな流れを海流と呼び、日本近海には大きく分けて、太平洋側を流れる黒潮、親潮および津軽暖流、日本海側を流れる対馬暖流があります。その勢力は季節的に変化し、年によっても変わります。
 図1には、これらの日本近海の海流を模式図を示しました。三陸沖には犬吠埼付近から黒潮系の暖流が北上した黒潮北上分派、親潮が暖水域の両側に枝分かれして沿岸寄りに張り出す親潮第一分枝、津軽海峡を通り金華山付近まで沿岸域を南下する津軽暖流、そして黒潮北上分派から暖水が切り離され塊りとなった暖水塊が入り組んで分布しています。
 
海況図
図1.
黒潮とは
黒潮
   黒潮は日本近海を流れる海流の中で最も大規模です。黒潮は台湾の東の方が源と言われており、東シナ海から犬吠埼沖までを北東に流れる黒潮の流速は速いところで1秒間に1.5〜2.5mにもなり、流れる水の量は1秒間に5,000万トンもの量になると考えられています。表面の水温は夏では摂氏30度ぐらい、冬でも摂氏20度前後の暖かさで、塩分は親潮に比べ高いことが知られています。
 黒潮の大蛇行
  黒潮はしばしば紀州〜遠州灘沖で南東に向きを変え、大きく迂回して伊豆半島付近でまた岸に沿って北上することがあり、これを黒潮の大蛇行と呼び、黒潮が蛇行するとその内側に冷水塊があらわれ、本州南岸一帯でカツオの漁獲が少なくなるなどの漁場の位置や漁模様に変化があることが知られています。
黒潮北上分派
   黒潮は犬吠埼まで日本列島沿いに北上した後、東の沖合へ黒潮続流として流れています。その一部は三陸沖へ北上するが、これを黒潮北上分派と呼び、この暖水は大きな暖水塊をるくることが時々あります。これら黒潮北上分派や暖水塊と親潮系の冷たい水との間には潮境ができ、カツオ、アカイカ、サンマ、サバ、イワシなどの浮魚が集まります。
親潮
親潮とは
   黒潮が暖かい水を運ぶのに対して、冷たい水を運ぶ海流が親潮です、親潮は千島列島に沿って南西に流れ、三陸沖に南下します。東北太平洋海域では、日射などの天候の影響をあまり受けない水深100mの水温が5℃以下の領域を親潮域といいます。流速は黒潮ほど速くなく、塩分も黒潮に比べ低いが、栄養塩や酸素量が豊富であることから魚の餌となるプランクトンが多く分布しています。
親潮第一分枝
   親潮は黒潮系の暖水域や暖水塊の両側で張り出し、沿岸側に張り出した物を親潮第一分枝、沖側のものを親潮第二分枝と呼んでいます。三陸沿岸域に張り出す親潮第一分枝が三陸沿岸の漁場や養殖業に与える影響は大きく、親潮第一分枝の張り出しが強く、接岸傾向にあると、寒流性海藻のコンブの繁茂が良くなることが知られています。
津軽暖流
   日本海の対馬暖流で運ばれた暖水は津軽海峡を抜けて三陸沿岸に沿って金華山付近まで南下します。これを津軽暖流と呼び、親潮第一分枝との境界で流れが速く、夏から秋には約2ノット(1秒間に1m。1ノット=時速1海里)、冬から春には約1ノットぐらいになります。
 三陸沿岸域では津軽暖流の勢いが強いと、親潮第一分枝の接岸傾向が弱まり、ごく沿岸域(約10海里以内)は水温が高めになります。
   
 以上のように、三陸沖は他の海域に比べ、いろいろな海流が入り組んで複雑な海況になっています。このため、黒潮によって運ばれた暖水性の魚や親潮によって運ばれた冷水性の魚がこれらの潮境にあつまり世界でも有数の漁場になっています。
   




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